いのちをつむぐ


2025年6月22日日曜日


昨夜は「こどもせいさくしょ」の保護者さんとの夜会がありました。

万博の話、世代の違いに笑ったり、せいさくしょでの子どもたちの様子をシェアしたり……

みんなでわいわい、おしゃべりが尽きない楽しい時間でした。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。


昨夜の話の中で印象的だったのが、

Jくんのママが話してくれた「こどもの性教育」についての話題。

みなさんとても関心をもって耳を傾けていました。


性教育について、誰かわかりやすく話してくれる人いないかなと考えていました。

日本の性教育はどこかもやっとしていて、当たり障りのない表現で

結局何を伝えたいのかわからない。

そんなふうに感じることが多くて、私自身も「何を伝えたいのか」があいまいなままで考えることをスルーしていました。

でも昨夜の話のおかげで、あらためて考えるきっかけをもらいました。


今日は月参りの日。お寺のお坊さんのえいがくさんが来てくださる日でした。

孫が生まれた話をしていたら、ふと、えいがくさんが言った言葉が心に残りました。

「いのちを紡ぐよろこびですね」

えっ!もしかしてリンクしてるかも!

性教育って、「いのちの教育」なんやなと、ふっと腑に落ちました。

行為だけを重視して、「まだ知らなくていい」とか「見てはいけない」を教えるのではなくて

性教育は、人間の根っこの部分に関わる話なのだと思いました。


伝えたいことは

・人を大切に思う気持ち。

・自分と相手を尊重し、思いやりを持って関わること。

・心と体の調和を大切にすること

・命の尊さを知ること


こうした“生き方”や“在り方”の学びとしての性教育が、大切なのだと感じます。

その延長に「性」の話があるのではないのか。


性を通して、「他者との関係」「自分の欲」「命」と向き合うこと。

それを通じて、大切な人との愛をはぐくむこと

それが、私の思う「性教育」なのかもしれません。


好きな人ができたとき、その人を大切にしたいと思う気持ち。

その思いが、支配や一方的な欲望ではなく、

お互いの自然な欲求と信頼の中で育まれていく関係性であってほしい。

なんかうまく言葉にできないけれど、

こういうことを、子どもたちに伝えていきたいのかなと思いました。

(まだむずかしいけど…)


また、子どもが成長する過程で起こるからだの変化や、心に浮かぶいろいろな感情についても、否定せずに話せる親でありたいし、友だち同士でそういう話ができることも、とても健全なことだと思います。

大切に育てられたこどもは自然と受け入れれると思います。

「あなたはお父さんとお母さんの大切な存在なんだよ」

そんなことを伝える、きっかけにもなるのかもしれません。


もちろん、この考えがすべての人に当てはまるとは思っていません。

さまざまな環境、背景の中で生きている人がいることもわかっています。

これは、あくまでも私の考えであり、「こうあるべき」と押しつけたい気持ちはありません。

やっぱりあいまい過ぎるな。

と思うかもしれませんが過激なことを教えるのではなく

基本的で根底的なことで自然なことなんだということを伝えることが私が伝えたいことだと

今は思いました。


そして、大人がまず話し合える場があったらいいですね

ご家庭によって伝えたいことは違うかもしれませんね


これからも、子どもたちが安心して育っていけるように、私たち大人も安心して語り合える場を大切にしていきたいです